鎌倉朝日連載「スケッチ日和」

  「カワセミ」 水彩 31×41㎝

カワセミ」  黒川 明

       2024年8月号掲載

  

宝石とも云われるカワセミだが、だいぶ増えているような気がする。滑川などの河川には大体生息している。八幡の源平池など、あちこちの池沼でも見かける。

これは広町の森の小川で見たカワセミ。頭でっかちである。光線の角度によって色彩が変化する。愛らしく美しい、なんと見事なモデルだろう。

もう子育ては終わったのか、一羽で枯れ枝に停まっていた。愛らしい姿だが、眼光鋭く水面をにらんで、やがて、ツィーと鳴いて飛び去った。