「天使の階段」 

 

2021年2月号掲載 

水彩画 31×41cm

 

絵画教室を鎌倉生涯学習センターの四階で行っている。この日は雲の切れ間から日差しが細い光線となって降り注いでいた。見ていると描きたくなった。今、自分は光を描きたくてしょうがないのだと知った。

この光を薄明光線とか光芒と呼ぶらしい。レンブラント光線とも。調べてみると何点かの作品に描かれている。天使の階段とも言うそうだ。こそばゆいような名称だが、相模灘をキラキラ輝かせているだろうこの光には、似合いかもしれない。