「善男善女」

 

2020年8月号掲載 

アクリル 45.5×53cm

 

 

コロナ禍の自粛が解除されたら感染拡大に陥ってしまった。思うようにはいかないようだ。だが、絵の中だけは思うようにできる。

鶴岡八幡宮は、朱色と緑が競い合い、そこに空や土、さらに人々が参戦するので、当然のことに混戦状態となる。赤と緑は補色だが、明度は似かよっている。そこで明度差を小さくしてまとめてみた。

明度差が小さいとメリハリが弱くなる。その分、色相対比と彩度対比を強くした。

コロナも収束するとよいのだが。